SWIFTコードと金融機関コードの違い|海外送金に必要な情報まとめ

海外の取引先に送金しようとしたとき、または海外から日本の口座にお金を受け取るとき、「SWIFTコードを教えてください」と言われて戸惑った経験はないでしょうか。普段使っている4桁の金融機関コードとは別物です。この記事では、SWIFTコードと金融機関コードの違い、それぞれが必要になる場面、海外送金で準備すべき情報を整理します。

金融機関コードとSWIFTコード — 基本の違い

まず、2つのコードの基本的な違いを表で確認しましょう。

項目金融機関コードSWIFTコード(BICコード)
用途国内の銀行間振込国際間の銀行間送金
桁数4桁(数字のみ)8桁または11桁(英数字)
管理団体全国銀行協会(全銀協)SWIFT(国際銀行間通信協会)
対象範囲日本国内の金融機関のみ世界200か国以上の金融機関
正式名称統一金融機関コードBusiness Identifier Code(BIC)

金融機関コードは、日本国内の全銀システムで使われるローカルなコードです。4桁の数字で、国内の振込処理において送金先の金融機関を特定します。

一方、SWIFTコードはSWIFT(Society for Worldwide Interbank Financial Telecommunication)が管理する国際的なコードで、「BICコード」とも呼ばれます。世界中の金融機関に付番されており、国際送金のルーティングに使用されます。

SWIFTコードは英数字の組み合わせで構成されており、8桁の場合は本店を、11桁の場合は特定の支店を示します。たとえば、三菱UFJ銀行の本店は「BOTKJPJT」、みずほ銀行は「MHCBJPJT」というコードが割り当てられています(出典:各行公式サイト)。

SWIFTコードの読み方

SWIFTコードの8桁は、以下の4つのブロックで構成されています。

位置桁数内容例(三菱UFJ銀行)
1〜4桁目4桁金融機関コード(銀行識別)BOTK
5〜6桁目2桁国コード(ISO 3166-1)JP(日本)
7〜8桁目2桁所在地コードJT(東京)
9〜11桁目3桁(任意)支店コード省略時は本店

このように、SWIFTコードを見れば「どの国の、どの地域にある、どの金融機関か」が体系的にわかる仕組みになっています。5〜6桁目が「JP」であれば日本の金融機関だと判別できます。

それぞれが必要になる場面

2つのコードは利用場面が明確に分かれています。

金融機関コード(4桁)が必要な場面:

  • 国内の他行宛て振込(ネットバンキング、ATM、窓口)
  • 口座振替の申込手続き
  • 給与振込口座の届出
  • クラウド会計ソフトへの取引先口座登録

SWIFTコード(8〜11桁)が必要な場面:

  • 海外の取引先への送金(海外送金)
  • 海外のECサイトやサービスへの支払い口座登録
  • 海外から日本の自分の口座に送金を受ける場合
  • 海外の証券口座・投資口座への資金移動

つまり、送金が日本国内で完結するなら金融機関コード、国境を越えるならSWIFTコードが必要だと覚えておけば間違いありません。

当サイトでは国内の金融機関コード検索に特化しています。4桁の金融機関コードと3桁の支店コードを調べたいときにご利用ください。SWIFTコードについては各銀行の公式サイトでの確認をおすすめします。

海外送金時に必要な情報一覧

海外送金を行う際には、SWIFTコード以外にも複数の情報が求められます。準備すべき情報を一覧にまとめます。

必要情報内容備考
SWIFTコード(BIC)受取銀行の国際識別コード8桁または11桁
受取人名(英語表記)口座名義のローマ字表記パスポートと同じ表記が望ましい
受取銀行名(英語表記)銀行の正式英語名略称ではなく正式名
支店名(英語表記)受取口座のある支店名求められない場合もある
口座番号受取人の口座番号国によって桁数が異なる
IBAN国際銀行口座番号主に欧州・中東で必要。日本は非採用
送金目的何のための送金か外為法に基づく報告義務のため
中継銀行(コルレス銀行)送金経路上の中継銀行銀行が指定する場合あり

ここで注意したいのがIBAN(International Bank Account Number)です。欧州や中東の多くの国ではIBANが送金に必須ですが、日本はIBANを採用していません。そのため、海外から日本へ送金してもらう場合に「IBANを教えて」と言われたら、「日本ではIBANは使用していません。SWIFTコードと口座番号で送金してください」と伝える必要があります。これを知らないと、やりとりが堂々巡りになりがちです。

主要銀行のSWIFTコード例

日本の主要銀行のSWIFTコードを参考として掲載します。送金の際は必ず各銀行の公式サイトで最新情報を確認してください。

銀行名SWIFTコード
三菱UFJ銀行BOTKJPJT
三井住友銀行SMBCJPJT
みずほ銀行MHCBJPJT
りそな銀行DIWAJPJT
ゆうちょ銀行JPPSJPJ1
楽天銀行RAKTJPJT

SWIFTコードの末尾に3桁の支店コードが追加される場合がありますが、本店宛てであれば8桁のコードで送金可能です。一部の銀行では「XXX」を末尾に付けて11桁にする運用もあります。

海外から日本への送金を受けるときに聞かれること

フリーランスで海外クライアントと仕事をしている方や、海外の家族から送金を受ける方が準備しておくべき情報は以下の通りです。

  • Bank Name(銀行名の英語表記): 例)MUFG Bank, Ltd.
  • Branch Name(支店名の英語表記): 例)Shibuya Branch
  • SWIFT/BIC Code: 例)BOTKJPJT
  • Account Number(口座番号): 7桁の数字
  • Account Holder Name(口座名義のローマ字): パスポート表記に合わせる
  • Bank Address(銀行の住所): 英語表記で求められる場合がある

日本の金融機関コード(4桁)は国際送金では使われないため、海外の送金人に伝える必要はありません。代わりにSWIFTコードが「日本のこの銀行へ送ってください」という情報になります。

なお、海外からの送金には中継銀行(コルレス銀行)を経由するケースが多く、中継手数料が差し引かれて着金額が減ることがあります。事前に受取銀行に「被仕向送金手数料」を確認しておくとよいでしょう。

まとめ

金融機関コードは国内振込用の4桁の数字、SWIFTコード(BICコード)は国際送金用の8〜11桁の英数字です。用途・管理団体・対象範囲が明確に異なるため、どちらが必要かは「送金先が国内か海外か」で判断できます。海外送金ではSWIFTコードに加えて受取人名・口座番号・場合によってはIBANなど複数の情報が求められるため、事前に漏れなく準備しておくことがスムーズな送金の鍵です。国内の金融機関コード・支店コードを調べたい場合は、当サイトの検索機能をご活用ください。

最終更新: 2026年4月6日