廃止・変更された銀行コード一覧|過去の統廃合データ

銀行の合併や再編が繰り返されてきた日本では、過去に使われていた金融機関コードが廃止されている例が数多くあります。古い書類や帳簿に記載された旧コードを見て「この銀行は今どこ?」と戸惑った経験がある方も少なくないでしょう。この記事では、主要な統廃合の歴史を時系列で整理し、廃止コードから現在の金融機関を特定する方法を解説します。

都市銀行の統廃合と金融機関コードの変遷

日本の都市銀行はバブル崩壊後の金融再編を経て、大きく集約されました。以下は主な統合の流れです。

メガバンク誕生までの合併経緯

旧金融機関名旧コード統合の流れ現在の金融機関名現在のコード
第一勧業銀行00012002年 みずほ銀行に統合みずほ銀行0001
富士銀行00032002年 みずほ銀行に統合みずほ銀行0001
日本興業銀行00082002年 みずほコーポレート銀行→2013年 みずほ銀行に合併みずほ銀行0001
三井銀行00021990年 太陽神戸三井銀行→1992年 さくら銀行→2001年 三井住友銀行三井住友銀行0009
住友銀行00092001年 三井住友銀行三井住友銀行0009
東京銀行00051996年 東京三菱銀行→2006年 三菱東京UFJ銀行→2018年 三菱UFJ銀行三菱UFJ銀行0005
三菱銀行00101996年 東京三菱銀行に統合三菱UFJ銀行0005
三和銀行00152002年 UFJ銀行→2006年 三菱東京UFJ銀行三菱UFJ銀行0005
東海銀行00202002年 UFJ銀行→2006年 三菱東京UFJ銀行三菱UFJ銀行0005
大和銀行00182003年 りそな銀行りそな銀行0010
あさひ銀行00302003年 りそな銀行 / 埼玉りそな銀行に分割りそな銀行0010

この表からわかるとおり、かつて10行以上あった都市銀行が、執筆時点では実質4グループに集約されています。統合にあたっては、一方の旧コードが存続行のコードとして引き継がれ、もう一方のコードは廃止されるのが通例です。

廃止されたコードは再利用されるのか

原則として、一度廃止された金融機関コードは他の金融機関に再割り当てされません。これは全銀協の管理方針によるもので、旧コードが新しい別の金融機関に使われると、過去の取引記録との混同が生じるためです。

ただし、コードの「枠」には限りがあります。4桁の金融機関コードの理論上の上限は0000から9999までの10,000通りですが、番号帯は業態ごとに区切られています。

番号帯業態
0001〜0032都市銀行・旧長信銀 等
0033〜0049ネット銀行 等
0116〜0199外国銀行在日支店
0501〜0599その他の銀行
1000〜1999信用金庫
2000〜2999信用組合
3000〜3999労働金庫
4000〜9999農協・漁協 等

各番号帯の空き番号は統合が進むほど増えていきますが、再利用せずに欠番として維持されるのが基本です。

2000年代以降の地方銀行・信用金庫の統合事例

メガバンクの再編に注目が集まりがちですが、地方銀行や信用金庫でも統合が続いています。

地方銀行の主な統合例

統合年旧金融機関統合後
2004年関西銀行+関西さわやか銀行関西アーバン銀行
2010年関西アーバン銀行(びわこ銀行を吸収)関西みらい銀行(2019年にさらに統合)
2018年三重銀行+第三銀行三十三銀行(2021年発足)
2020年十八銀行+親和銀行十八親和銀行
2021年福井銀行+福邦銀行経営統合(福邦銀行は子会社化)

信用金庫の統合例

信用金庫の統合はさらに件数が多く、毎年のように発生しています。地域経済の縮小や人口減少を背景に、隣接する信金同士が合併するパターンが中心です。統合のたびに一方のコードが廃止されるため、数年前のコードがすでに使えなくなっていることも珍しくありません。

旧コードから現在の銀行を特定する方法

古い帳簿や過去の振込明細に残っている4桁のコードが現在のどの金融機関に該当するかを調べるには、以下の手順が実用的です。

  1. 本記事の表で確認する — 都市銀行の主要な統廃合については、上記の一覧で旧コードと現在のコードの対応関係がわかります
  2. 全銀協の公式資料を参照する — 全国銀行協会が公開している金融機関コード一覧には、変更履歴が含まれている場合があります(出典:全銀協)
  3. 金融機関名で推測する — コードだけでなく旧金融機関名も記録に残っている場合は、その名称から合併先をたどれます
  4. 当サイトで現行コードを検索する — 合併先の銀行名がわかったら、当サイトで現在のコードを検索して正しい4桁+3桁を確認してください

特に注意が必要なのは、支店コードも統合時に変更されているケースがあることです。金融機関コードだけでなく、支店コードも現行のものを改めて確認することをおすすめします。

統合は今後も続く? 今のコードも変わる可能性

地方銀行の経営統合は執筆時点でも進行中です。金融庁が地方銀行の再編を促す方針を示していることもあり、今後も金融機関コードの変更が発生する可能性は十分にあります。

金融機関コードが変更された場合、口座振替の設定や会計ソフトの取引先マスタなど、自動処理に組み込まれているコードの更新を忘れると、振込エラーや引落し失敗につながります。統合のニュースを見かけたら、自社の経理データに影響がないかを確認する習慣をつけておくとよいでしょう。

まとめ|旧コードは欠番になり、現行コードも変わりうる

日本の金融機関は過去数十年にわたって統廃合が繰り返されてきました。廃止されたコードは原則として再利用されず欠番となりますが、その分だけ「かつて存在した銀行の痕跡」がコード体系の中に残り続けています。

当サイトでは現行の金融機関コードと支店コードのみを掲載しています。旧コードから現在の銀行を特定したい場合は本記事の対照表をご活用いただき、最新のコードは当サイトの検索機能でご確認ください。

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*最終更新日: 2026年4月*

最終更新: 2026年4月6日